「気候変動への対応は、農林水産業の持続可能性に不可欠なものであるという認識に基づき、当金庫は気候変動に関連する機会とリスクの観点から、事業活動を通じて緩和と適応への取組みを進めています。その一環として当金庫は、2019年にTCFD提言に賛同し、同提言を踏まえた取組みと開示の拡充に取り組んでいます。
さらに、自然関連のリスクと機会を開示することで、資金の流れをよりネイチャーポジティブな方向にシフトさせるというグローバルな課題への対応として、2023年9月にTNFD 提言の正式版が公表されました。自然の課題は農林水産業そのものの課題であり、当金庫は2022年11月よりタスクフォースメンバーの一員として、TNFDによる開示提言の開発に貢献してきました。当金庫は、2023年11月にTNFDへのアーリーアダプト(早期採用)を表明し、本レポートではTNFD提言を踏まえた開示を志向しています。」(同レポート10頁)